関節リウマチ
関節リウマチと超低温療法
体調が悪い




Q:52才女性です。


 約3ー4ヶ月前より両方の手や指の関節(主に左の人差し指と中指の第2関節と根元の部分、右は中指の根元の関節)や、右の肩や膝の関で動かしにくいのです。最近は両手関節の痛みと腫れがあり、少し熱っぽい感じがあります。近くの病院でリウマチといわれましたが「リウマチ因子」は陰性といわれました。リウマチなんでしょうか?

A:多発関節痛について

 ご質問の内容の中で 1,発症から6週間以上経っていること 2,膝関節,手関節,手指関節,肩関節の関節痛など,3箇所以上に見られること 3,両手関節の痛みと腫れと熱があり,さらに対称性であること 4,朝の圧迫されるような痛み(朝のこわばり?)も見られること から,第一には関節リウマチを考えるのが普通でしょう.しかるに1987年にアメリカリウマチ学会で,関節リウマチの新しい診断基準を発表し,7つの項目のうち,4つがあてはまれば関節リウマチとして良いということで,とくに手関節や手指関節の症状が大きいウエートを占めるようになっています.従って,7項目のうちの一つである[リウマトイド因子]はこれが陰性だからといって,リウマチではないと言うことはできないわけです.逆にこれだけが陽性でもリウマチだと診断はできないのです.しかし最近では日本リウマチ学会が定めた早期関節リウマチの診断基準(1994年)によって早期に診断・治療を開始して、予後をより良好なものにする考えが言われていますので、今後ともリウマチの専門医のいる病院で,きちんとした診断と治療計画の下,治療されるようにしてください.ここと決めたらあまりあせらず、疑問があれば遠慮なく医師に質問し、納得して医師の指示の下に治療することが大切です.長期戦です.



Q:62才男性です。


 20数年らい関節リウマチでいろいろな治療をおこなっていま すが少しづつ進んでおり関節の変形もあります。最近関節リウマチの人に液体窒素や酸素を使った超低温療法の効果が雑誌に出ていま した。それについてどんなものか教えてください。

A:超低温療法について

 その作用機序は

1,一次血管収縮とその次に起こる二次血管拡張
2,局所の新陳代謝の低下
3,毛細血管透過性の現象(浮腫抑制)
4,深部とう痛受容器にたいする痲酔作用
5,筋緊張の低下

 などが考えられますが,かなり程度の強い関節リウマチの患者さんにも試みられそのリハビリの成果が報告されています.しかしこうした程度の強い長期の患者さんの場合、関節の変形,拘縮,骨軟骨の萎縮,筋力低下などがあって,超低温療法などで痛みが取れたからといって急激にこれらを治そうとすれば無理な負荷がかかり,かえって関節の障害や,極端な例では骨折等を生じることも懸念されます.従って適応に留意し,根気よく時間をかけてリハビリの一環に利用することにより強力な助っ人になると考えます.初期,中期のRAの患者さんの関節の痛みや腫脹にも応用する価値があるでしょう。しかし大切なことは,この方法も保存的治療法の一つであって,絶対的なものでもなければ,根本的な治療法でもありません.現在は,有効な薬物療法が開発・研究されてきており、これまでの各種消炎鎮痛剤,金療法等に加えかなり有効な抗リウマチ剤や生物学的製剤があります。理学療法(温熱療法含む),運動療法,そして必要ならば手術療法といった治療を組み合わせ、総合的な見地からケースバイケースで対応していくことが肝要と考えます.



Q:体調が悪いのです。


 はじめまして宜しくお願いいたします。 この1年間体の調子がおかしいので相談させていただきます。 私は**市に在住の昭和33年9月18日生まれの男性で39歳です。家族構成は妹1人の2人兄弟で、両親は**の実家におります。一人暮らしです。職業は*****業務で、海洋関連の設計、調査、解析、計画を主な業務としています。通勤時間は片道1時間程度です。(電車)たばこは吸いませんがビールは1本/日くらいです。生活は不規則ですが土曜日と日曜日は自宅にいて静養しているようにしています。29歳の時に胃潰瘍の手術を受け、2/3(下側)を摘出しました。後期ダンピングが多少あります。この時の輸血によりC型肝炎を発症し、3ヶ月入院しました。それ以外は虫垂突起を切除した程度で大病はありません。また、大きなけがはありません。小さいときから肩こりが続いていますがこの1年来非常にひどくなり、不眠が続きハルシオンを医者からもらって毎日就寝前に1錠飲んでいます。殆ど利いていないようです。血圧の幅が10〜20(拡張期110,収縮期120)程度しかなく高血圧症と言われましたが薬で徐々に改善しました。 **病院に行き、精密検査をしてもらって脳の萎縮と頸椎のずれが認められる他は特に異常がないといわれました。肩こりがひどく眼科にも行き、乱視を調整する眼鏡をかけて若干良くなりましたが、就業には難があり、集中力が持続しないようです。病院からの病名に対する診断は不明です。適切な治療方法が何かあればご指導いただければ幸いです。宜しくお願いいたします。

A:体調について

 小さいときからの肩凝り、29才の時の胃潰瘍の手術(ダンピング症候群)、C型肝炎、不眠(ハルシオン効果無し)、高血圧、乱視、脳の萎縮、頚椎のずれ等まだ39才の若さで辛いことと思います。しかも一人暮らしではなおさらです。こうしたことが現在の貴方の愁訴に関与している可能性があるかもしれません。この中で特にC型肝炎と高血圧は内科的に経過観察が必要と思いますし、頚椎のずれは専門の整形外科医の診察を受けて肩凝りの大きな要素かどうか診てもらうことも必要です。いずれにしても全身的なチェックを受け、かつ治療を受けられてもなかなか症状が取れず、原因もハッキリしない時は、心療内科の診察も必要と思います。まだまだ若いですし、立派な仕事をなさっているし、これからですので仕事にも、プライベートにも、頑張ってください。


こうした治療は、「整形外科」の専門医でなければ上手くやれません。
まにあわせの治療は費用もかかり、結果も良くありません。


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